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✅ PHPとは?
📌 一言でいうと
WordPress を動かしているプログラミング言語です。
WordPress で「表示」「保存」「ログイン」「検索」など、
ほとんどの仕組みは PHP が裏で動いています。
🔰 やさしい例え(家のイメージ)
HTML … 家の“設計図”
CSS … 色や装飾(壁紙や家具のデザイン)
JavaScript … ボタンなどの動く仕組み
PHP … 家の“電気・水道・ガス”のように、
内部の機能(ログイン、投稿の保存など)を動かすエンジン
🔍 WordPress における PHP の役割
PHP は WordPress 内でこんなことをしています:
できること
例
ログイン処理
ログイン成功/失敗の判定
投稿の取得
新着記事一覧を表示する
検索機能
キーワードで記事を絞り込み
条件分岐
「ログイン時だけ表示」のような制御
表示の変更
投稿リストの列を増やす、挙動を変える
⭐ WordPress が動くのは「PHPが実行されるサーバー」が必要だから
WordPress を動かすためには、
PHP が使えるサーバー(さくら、エックスサーバー、WPXなど)
が必須となります。
✅ コードスニペットとは?
📌 一言でいうと
WordPress のカスタマイズ用に書く、小さな PHP コードのことです。
🔰 わかりやすい例
-「ログイン時間を長くしたい」
-「特定のページだけCSSを変更したい」
-「投稿画面に項目を増やしたい」
こうした「ちょっとした変更」を行う小さなコードのことを
コードスニペット(code snippet) と呼びます。
🧩 WordPress でコードスニペットを使う方法
① 子テーマの functions.php に書く
→ テーマと連動したカスタマイズ
② Code Snippets プラグインに登録
→ テーマに依存せず、オン/オフも簡単(初心者に一番おすすめ)
③ サイト専用カスタムプラグインにまとめる
→ 大量のカスタマイズを整理したいときに便利
不慣れな方へのお勧めは、WordPress公式のCode snippets プラグインですが、500エラーが表示される場合は、UNI01制作の同機能プラグインをお勧めします。
UNI01プラグインは、ショップUNI-01
0. まず最初に:PHPコードを触る前の注意
必ずバックアップをとる
できればデータベースファイルの両方。
最低限、これから編集する「ファイルだけ」でもローカルにコピーしておく。
一行でも間違うと画面が真っ白になることがある
; のつけ忘れ、} の抜け、<?php の入れ方 などで「重大なエラー」になることがあります。
そのときの復旧に FTP を使えるようにしておく と安心です。
テーマの「親」を直接いじらない
テーマのアップデートで 上書きされて消えてしまう からです。
基本は「子テーマ」か「Code Snippets」か「独自プラグイン」で行います。
1. function.php に設定する方法
1-1. どこの function.php?
テーマには通常2つがあります。
親テーマ:/wp-content/themes/親テーマ名/functions.php
子テーマ:/wp-content/themes/子テーマ名/functions.php
編集するのは “子テーマの functions.php” が基本 です。
(子テーマがまだ無い場合は、後で「2. 子テーマを作成」で説明します)
1-2. どこに書けばいい?
functions.php の中身の一番下あたりに、こんな感じで追記します。
// ここから自分で追加したコード
function my_sample_function() {
// なにか処理
}
add_action( ‘init’, ‘my_sample_function’ );
// ここまで自分で追加したコード
ポイント:
すでに <?php がファイルの先頭にあるので、新たに <?php は書かない。
?> でファイルが終わっている場合、その前に追記する(できれば ?> は削除してしまう方が安全)。
1-3. FTP で編集する方法(初心者向けざっくり説明)
FTP(SFTP)とは?
WordPress が動いているサーバーの「中身のファイル」を、PC から操作するための仕組みです。
FTPソフトを用意
Windowsなら:FileZilla / WinSCP など
FTP情報(ホスト名、ユーザー名、パスワード、ポート)をサーバー会社の管理画面で確認。
WordPress の場所を開く
一般的な構造:
public_html や www フォルダの中に wp-content フォルダがあります。
wp-content/themes/子テーマ名/ の中に functions.php があります。
編集手順
functions.php を PCにダウンロード → メモ帳以外のエディタで編集(VSCode など)
保存したら、同じ場所に上書きアップロード。
万一画面が真っ白になったとき
いまアップロードした functions.php を バックアップしていた元のファイルに戻す ことで復旧できます。
2. 子テーマを作成する方法(初心者向けの最小構成)
2-1. 子テーマを作る理由
親テーマをアップデートしても、
自分が書いたPHPやCSSが消えないようにするため です。
2-2. 子テーマを手動で作る手順(最小)
フォルダを作る
/wp-content/themes/ の中に
例:mytheme-child というフォルダを作成。
mytheme が親テーマだとすると、mytheme-child は何でもいいですが、
運用上「親テーマ名-child」にしておくと分かりやすいです。
style.css を作る
mytheme-child/style.css を作成して、次のように書きます(親テーマが mytheme の場合):
/*
Theme Name: MyTheme Child
Template: mytheme
*/
Theme Name: … 管理画面で表示される名前(好きな名称でOK)
Template: … 親テーマのフォルダ名と完全一致が必要
functions.php を作る
同じフォルダに functions.php を作り、最低限これを書きます:
<?php
// 親テーマのスタイルを読み込む
function mytheme_child_enqueue_styles() {
wp_enqueue_style(
‘parent-style’,
get_template_directory_uri() . ‘/style.css’
);
}
add_action( ‘wp_enqueue_scripts’, ‘mytheme_child_enqueue_styles’ );
管理画面から子テーマを有効化
WordPress 管理画面 → 外観 → テーマ
さきほど作った「MyTheme Child」を「有効化」します。
これで、
PHPコード → mytheme-child/functions.php
CSS調整 → mytheme-child/style.css
に書いていくことができます 🎉
3. プラグイン「Code Snippets」の利用
「テーマやFTPに触るのが怖い」「複数テーマで使いたい」場合に 一番おすすめの方法 です。
3-1. Code Snippets プラグインの特徴
functions.php に書くのと同じように、PHPコードを実行できる。
スニペット(コードのかたまり)ごとに
名前、説明、有効/無効を切り替えられる。
多くの場合、保存時に簡易チェックが入るので、真っ白事故が少し起きにくい。
3-2. 使い方(基本)
インストール
管理画面 → プラグイン → 新規追加
「Code Snippets」で検索 → インストール → 有効化。
新規スニペットを追加
メニューに「Snippets」が増えるので、「Add New」または「新規追加」。
タイトル:分かりやすい名前(例:ログイン時間延長用)
コード欄に PHPコードを貼り付ける。
// ログインセッションを1週間にするサンプル
add_filter( ‘auth_cookie_expiration’, function( $seconds, $user_id, $remember ) {
return 7 * DAY_IN_SECONDS;
}, 10, 3 );
どこで実行するか選ぶ
「Run snippet everywhere(サイト全体で実行)」
管理画面だけ / フロントだけ などの選択ができるバージョンもあります。
保存 & 有効化
「Save Changes and Activate」などをクリック。
問題があればすぐ無効化
サイトが動作していて何かおかしい場合、
管理画面の「Snippets」一覧からそのスニペットを「Deactivate(無効化)」すれば元に戻せます。
4. その他の方法は?
4-1. サイト専用の「小さなプラグイン」を作る(レベルアップ編)
「このコードはテーマに依存してほしくない」「どのテーマに替えても使いたい」
という場合は、「サイト専用プラグイン」にするときれいです。
/wp-content/plugins/ にフォルダを作成
例:my-site-custom
my-site-custom.php というファイルを作成して、次のように書きます:
<?php
/*
Plugin Name: My Site Custom
Description: このサイト専用のカスタマイズコードをまとめたプラグインです。
Version: 1.0.0
Author: あなたの名前
*/
// ここに好きなPHPコードを書く
function my_site_sample() {
// 何か処理
}
add_action( ‘init’, ‘my_site_sample’ );
管理画面 → プラグイン → 「My Site Custom」を有効化。
こうすると、
テーマを変えてもコードは残る
必要に応じてプラグインごと有効/無効にできる
という、かなりきれいな構成になります。
4-2. mu-plugins(必須プラグイン)として置く
/wp-content/mu-plugins/ にファイルを置くと、
強制的に常に有効なプラグインとして動作します。
サイトの基盤的なコード(ログ記録など)を置く場所として使われます。
ただし、管理画面から無効化できないので、初心者さんには少し上級者向けです。
5. まとめ:初心者さんへのおすすめ順
5-1.Code Snippets プラグイン
![]() |
コード スニペットを使用すると、WordPress サイトを簡単に強化できます。 |
失敗してもすぐ無効化できて、テーマにも依存しない → 一番安全で楽
*サーバー(サーバー契約先の割り当てられた機器ごとにも違いがあるようです。)によっては、全て500エラーが出てスニペットが保存できないケースが確認されています。
UNI-01では、エラーの出ない、同機能のCode snippetsプラグインを制作しておりますので、お困りの方はご利用ください。
5-2.子テーマ + functions.php
テーマに関係する調整(テンプレートとセットで)をやりたい場合。
5-3.サイト専用プラグイン
慣れてきたら、こちらに集約すると構成がきれい。
5-4.親テーマの functions.php 直接編集
原則 おすすめしません(アップデートで消える、失敗時に復旧が大変)。